千葉県千葉市美浜区、財団法人千葉県下水道公社を併せた大規模な施設内にある花見川終末処理場・管理本館の高置水槽(給水タンクの出水管)にパイププロテクター2000が設置され、館内で使用される水の活性化と配管設備の浄化を実現している。



◆高置水槽・出水管部分

 この花見川終末処理場・管理本館では、水質管理を基本に据えた業務の性格上、給水タンク等の維持管理が
大変良い状態に保たれている
 そのため、通常は給水タンクの入口・出口にそれぞれ設置するのが理想的であるところを、
出口部分だけに特定できた。設置に際しての良好なケースの1つといえる。


●水貯留設備の問題点
 高層建築物や多階層建築・集合住宅等において、このところ特に問題視されているのが、建物に水(主に飲料水)を引き込む際の構造的欠点だと広く認識されている。
 大規模な建物内に通常の圧力や流水率を保ったまま水を供給するのに、水道の本管からそのまま引き込む方法では非常な無理があり、何段階かに分けた水の貯留が必要とされている。一般的には、まず受水槽に大量の水を溜め、次に概して屋上に設置されている高置水槽(給水タンク)に吸い上げられ、建物内に供給される。
 受水槽の設置場所は主に建物の1階部分に多く、中には地下に設けられている場合もある。特に受水槽が地下にあるケースでは、設備の経年変化、つまり老朽化によって雨水や汚水等の流入という危険にさらされることになる。この汚された水は、途中でろ過・浄化されることなく直接給水タンクに吸い上げられることになる。
 高置水槽(給水タンク)も、様々な汚染と常に隣り合わせの状態にさらされている。主に建物の屋上等に設置されることが多い給水タンクは厳しい天候条件の影響を常に受け、機器の腐食の可能性は受水槽よりも高い。また、管理状態の不備や腐食等の結果、外部から様々なものが混入してくるという状態も見逃せない事実。チリ・ホコリはもちろん、鳥やネズミの死骸が混入し、直接水の汚濁につながっているという事例には事欠かない。
 このような貯留設備の中では、水は常に停滞した状態にあり、本来“流れている”ことによってその性質を維持している水の働きを著しく低下させている。これがいわゆる『活性化の低い状態』であり、その傾向は年々強まっている。
 これを改善するために、建物に水が入って来る直前に一度水を活性化し、停滞している状態でもできる限り活性化を保つ。さらに給水タンク等から出る所で再度磁気による活性化を与えることによって良好な水を使用することが可能になる。これが理想的な水の活性化のケースとなる。


◆設置状況◆


 今回設置したケースでは、飲料水にも用いられる水の経路であるため、内部が塩ビライニング加工された直径100mmの鉄管が使用されている。
 鉄管に対する透磁力も十分なパイププロテクターだが、
「ライニング加工された大口径の鉄管」「タンク内部の状態が良好なため出水管部分に限定」という条件をふまえて、パイプを挟んで互いの極性が反発するように2台を設置した。これによって、比較的磁力線が透過されにくいライニング加工鉄管の場合でも内部の水は十分に活性化される。
 また、今回の設置例で分かるように、取付の際に
特別な工事や様式を必要とせず、取付後の処置も極めて簡便に済む。これが他の水処理装置には真似のできない、パイププロテクターの最大の特長のひとつといえる。





 千葉県山武郡・蓮沼海浜公園内にある、大規模なレジャー施設『蓮沼ウォーターガーデン』。この『蓮沼ウォーターガーデン』に隣接する『蓮沼ガーデンハウス』に平成11年2月、6台のパイププロテクター2000が採用された。
 この『蓮沼ガーデンハウス』はウォーターガーデンの様々な施設の利用客向けに宿泊設備やレストラン等も完備しており、その業務内容とサービスは一般のホテルに勝るとも劣らない。そのため施設内に使用する水も膨大な量になり、
水質自体の改善と水処理設備の清浄化を目的に『磁気活水装置・パイププロテクター』の導入を決定した。


◆設置状況◆


まず最初に水を貯留する受水槽。その給水管(鉄管ライニング加工・50mm)にパイププロテクター2000を2基、互いの極性が反発するように設置。本来は1基の設置で充分だが、比較的磁力線の透過されにくいライニング加工鉄管の場合は、この手法により大口径のパイプにおいても充分な効果を発揮する。
 取付け箇所は設備の給水・出水の両方が理想的だが、タンク内部のメンテナンス状況が良い場合は片方でも問題はない。今回のケースでは給水管に取付けることで受水槽内部の水は常に活性化され、内部の清浄化も実現される。

 パイププロテクターの設置においては、本体形状の
コンパクトさと扱い易さ、そして何よりもその比類なき性能の高さから、特別な様式・施工方法や過大な設置スペースを必要としない。それ故に、例えば大規模な建物の一部分に限定しての利用・応用も簡単に実現できるという非常にフレキシブルな優れた一面を持っている。
 しかし、今回の『
蓮沼ガーデンハウス』においては、施設全体を視野に入れての総合的な水質改善が目的であったため、施設に水を取り込み送り出す際の元となる部分(受水槽・ポンプ室・圧力タンク)に集中的に配置した。これによって施設内で使用される水がすべて磁気活性水となり、あらゆる場所に行き届くようになる。もちろん、配管内の清浄化も水の力によって実現され、設備自体の延命化と、面倒なメンテナンス作業・積み重なる管理経費の軽減につながる。“元付け”を設置の基本としたパイププロテクター2000の、本来の目的に沿った望ましい導入例といえる。



受水槽から水を汲み出すポンプ室。圧力タンクへ円滑に送水するために受水槽との中間に設けてある。ポンプからの出水管(鉄管ライニング加工・100mm)部分にパイププロテクター2000を2基、互いの極性が反発するように設置。
 取付けの際、特別な工事を必要としない。取付け後の処理も極めて簡便に澄む。
パイププロテクターならではの最大の特長のひとつ。



 今回設置した『蓮沼ガーデンハウス』のような大規模な施設では、一般家庭のように水道管から直接水を引き込み建物全体に供給するのは非常に困難であり、段階的に水を貯留し必要に応じた圧力を発生させる必要がある。そのため、ここではまず受水槽に水を貯留し、ポンプによって大きな圧力タンクへ送り、再度水に圧力を加えて施設内への円滑な送水を可能にしている。
 このような設備の
構造的な弱点は、受水槽や圧力タンク内で“水が常に滞留(停滞)”しているという部分にある。停滞した水は“活性化”が低い状態になり水アカやスケール・赤サビ・藻類等の発生を助長することになる。それがパイプ内はおろかタンク類の内部にも広がり、逆に水質低下の温床になるという現象を招くことになる。安易な浄水対策ではその機器自体が汚濁することで逆効果にさえなりかねない。
 磁気活水装置による
『水の活性化』の手法を採用したことで、『蓮沼ガーデンハウス』では根本的な解決を目指した。

 


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