-- 大規模宿泊施設においての導入・効果例 --

■北海道:定山渓ビューホテル・洞爺サンパレス・洞爺天翔・他

日本各地の観光地において、より多くの観光客を収容し、効率の良い接客や総合的なサービス、そのスケールによる満足度の向上を目指す大規模な観光ホテルが数多く展開している。
このような大規模宿泊施設で常に懸案とされているのが館内に張り巡らされた配管のメンテナンス。飲料・調理水から温泉水のラインはもちろん、冷暖房に使用される循環水等の様々なラインにおいて、配管内部の水アカ・スケール等の処理と継続的な清浄化の作業に追われている。
ここに紹介する各ホテルでは、最も安全で効率的な対策として
パイププロテクター2000の導入を決定した。磁気による水の活性化の手法を採用することにより、従来は不可避とされていた薬剤処理を極限にまで抑えることが可能になった。
継続的なメンテナンス経費の軽減と、水・温泉の質的な安全性向上を両立させるための最適な解決策、パイププロテクターの本領が発揮されている。

密閉型冷却塔の循環パイプに設置されたパイププロテクター2000。
写真のように、設置法は極めて簡便でスペースを取らず、機器本体の停止は必要なく、オンラインのまま設置できる。
冷却塔内部を撮影(H12/2/15)
冷却パネルや内部全体にシリカを主体としたスケールがびっしりと付着している。水アカも広範に発生しており、内部全体を黒ずんだ状態にしている。従来はこれらの除去・清掃に多大な労力と薬剤を必要としていた。
冷却塔内部を撮影(H12/3/26 )
設置約1 ヶ月後の様子。設置前と比較して内部の黒ずみが大幅に解消されている。付着していたスケール・水アカの剥離が確認され、薬剤処理を主体とした従来よりも明らかに改善されていることが分かる。
冷却塔内部(壁面)に付着していたスケールが剥がれ落ちた剥離痕。長期の使用により、これほどの付着物が発生する。
左の写真で剥がれ落ちたスケール片を撮影。
冷却塔内部で水が流れている部分はもちろん、水分が蒸散する経路にもこのようなスケールが付着・蓄積されていく。その状態は写真のように非常に堅く、分厚い層を形成する。磁気活性水によってこれらの汚濁も軽減される。

●定山渓ビューホテル
 女子うたせ湯用循環システム
パイププロテクター設置前(H12/3/3 )と設置後(H12/3/26 )の比較写真。パイププロテクター設置前のパイプ内部はびっしりとスケールが付着し、ジョイント部にはシリカ成分が白く分厚く付着している。設置後わずか23 日間で写真のような状態に改善されている。
定山渓ビューホテル内の女子うたせ湯に使用されている温泉水の循環ラインにパイププロテクター2000を2基設置。このケースにおいては、ろ過器の出水管部分に取付けたが、設置のし易さと最低限の設置スペースで済む、また、各機器がオンラインのままで設置できること等が、実際の日常業務に影響を及ぼさない、と大きな評価を得ている。

●洞爺 天翔
 発電機ジャケット管
100mmのジャケット管内部の比較写真。設置前は厚さ約2cm強に及ぶスケールが付着していたものが、23日後の点検では、スケールがほとんど除去され、管の内壁に薄く残る程度にまで改善されている。
同ライン上の他のジョイント部分。100mm 管から分岐する40mm管の内部は指も通らない状態。同じく23 日後の点検において、管の内部のスケールは大幅に除去され、管の地肌さえうかがえる。
このホテルでは、発電施設に使われるジャケット冷却水のラインにパイププロテクター2000を2基設置した。
冷却水を送水する配管内のスケーリング対策には、常に頭を悩ませていた。

●洞爺 サンパレス
 露天風呂用循環ライン
左の写真は温泉水の循環用100mm塩ビ管の内部を撮影したもの。
ジョイント部を切断して内部を見ると、スケール(ガリ)がかなりの厚みで付着している。左下のパイププロテクター通過後の部分は内部のスケールがかなり薄くなり、厚みもほとんどない状態に改善されている。
右の写真は同ライン上の鉄管フランジ部分。
設置前にはかなりのスケールが認められるが、約1ヶ月後の点検では、写真のように、スケール・ガリがきれいに剥離されているのが、目視で確認できる。

 このような大規模な施設においては、使用する水の量も膨大なものになり、その配管メンテナンスには多大な経費が必要とされる。さらに、営業上の目玉ともいえる温泉水(温泉設備)においては配管内部のスケーリングはさらに強固で大量なものとなり、設備の維持管理と泉質・衛生面の向上に対する人的労力と経費は管理部門の最大の懸案事項となっている。そのため、大多数の施設においては温泉の質的低下につながると分かっていながらもやむを得ず定期的に強力な薬剤を使用した対策を施しているのが現状である。
 今回パイププロテクターを導入したこれらのホテルではその現状からの脱却を実現している。その根本にあるのは、あくまでも利用客に対する
真摯なサービスの提供であり、良質な温泉、良質な水を薬剤処理によって汚染することなく安全に使って頂きたいという、顧客重視・環境重視の企業姿勢から生まれてきた次世代へ向けての明確な主張として、旧態依然とした業界においても大いに評価されるべき英断である。
 パイププロテクターの効果は温泉水・循環水・飲料水を問わず、水の本質的な活性化をもたらす。活性化された水によって配管内の清浄化が効率的に進み、従来の管理経費の圧縮を実現する。特に温泉水については薬剤処理を無くすことでより滑らかで浸透性の良い状態になり、本来の効能をより引き出すことに直結する。過度の化学処理を止め水の活性化を見直すことで、
従来以上の経済効果と本当の顧客満足度を得る。パイププロテクター導入による最大の成果である。

パイププロテクターの流体活性効果は水だけに留まらず、現在定山渓ビューホテルの発電設備に使用されるA 重油の活性化に応用されている。強力な磁気の働きにより、重油の質的改善が励起され、燃焼効率の上昇を実現している。本格導入直前の現状においては、多少の幅はあるが平均5 %〜15 %の燃費向上を見せている。

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