誰もが絵本の主人公! オリジナル絵本 『恐竜の国での冒険 』 全文紹介 |
入力項目 | 表紙 | 入力サンプル |
主人公の名前 | 大田 智也 | |
呼び名・ニックネーム | ともやん | |
性別 | 男 | |
誕生日(年齢確認用) | 8月7日 | |
年齢 | 10歳 | |
現在住んでいる所 | こうべし | |
登場人物1 | おじいちゃん | |
登場人物2 | おばあちゃん | |
登場人物3 | − | |
贈り主の名前 (18字以内) | パパ・ママ | |
メッセージ (40字以内) | よく勉強して、立派な大人になって下さい。 | |
本をプレゼントする日 | 2000年8月7日 |
赤字部分がデータとして入力される箇所になります。ともやん
きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん大田 智也 さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
よく勉強して、立派な大人になって下さい。
2000年8月7日
パパ・ママ よりともやんは 10さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
ともやんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、ともやん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「……えーっと……そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど……」
ともやんは こたえました。「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
ともやんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。
ともやんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
ともやんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
ともやんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
ともやんが いいました。
そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのギザギザ!」
ともやんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。ともやんと ユニコ−ンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
ともやんは
つきとめたくなりました。
そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
ともやんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
おじいちゃんや、おばあちゃんに
しんじてもらえるかなぁ……」
ともやんは おもいました。きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
ともやんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
ともやんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。
とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
ともやんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、ともやんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
ともやんは おもいました。
「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
ともやんは
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
ともやんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。エーリエルが ともやんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
ともやん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
ともやんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに やってきました。
ともやんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
ともやんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「ともやん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
ともやんが
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは ともやんに
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「ともやん ざんねんだけど
もうこうべし に かえるじかんだよ」
ともやんは、まだかえりたくありません。
でもおじいちゃんや、おばあちゃんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。ともやんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
ともやんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
おじいちゃんや、おばあちゃんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
ともやんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと